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猫が「シャー」と鳴く意味や対策方法について
猫には様々な鳴き方がありますが、「シャー」という鳴き声もときどき聞くかと思われます。 でも、この「シャー」という鳴き声ですが、一体どういった意味で鳴いているのでしょうか? この記事では、猫が「シャー」という理由と対策方法をお伝えいたします。 愛猫が「シャー!シャー!」鳴いてお困りの飼い主さんは、ぜひ読んでみてくださいね。 猫が「シャー」というのは威嚇です 猫が「シャー」と鳴くときは、相手やものを警戒して威嚇しているときです。 猫は単独生活をしてきた動物ですので、他の動物よりも警戒心が強い傾向にあります。 「シャー」と鳴くときには、大きく口を開け、上下の犬歯を見せ、とても怖い顔となっており、まさに化け猫と言った表情です。 一見攻撃的に見えますが、実は争いを避けるために使われる防御のための鳴き声なのです。 「これ以上近づいて来たら、攻撃するよ!」 と相手に伝えることで、未然に戦いを防いでいるのです。 威嚇の段階で相手が立ち去れば不必要な争いを避けられるので、お互いにケガを負わず、かつ体力を使わずに済むことができます。 「フー!」や「カッ!」と鳴くのも、威嚇のサインです。 「シャー」と同時に見られる威嚇のサイン 「シャー」と鳴いている猫においては、同時に様々なしぐさがみられます。 耳は『イカ耳』と言われるように、うしろに反らせるか、頭に添わせるように倒します。 目も大きく見開き、対象を凝視して、瞳孔は細長くなります。 怒りで顔に力が入るので、ひげも上がり、ピンと張ります。 しっぽの毛はぼわっと逆立っていたり、バンバン床にたたきつけているときもあります。 全身の被毛を逆立たせ、体を大きく見せて、相手にこれ以上の攻撃をあきらめさせようとします。 相手がそれでもあきらめない場合には、猫パンチをしてきたり、実際にけんかになってしまうこともあります。 「シャー」と鳴くときは無理に触ってはNG! 猫が「シャーシャー」鳴いているときに無理に触ることは控えるようにしましょう。 引っかかれたり、噛まれたり、と思わぬ事故となってしまうこともあります。 また、目線をあわせることで猫は恐怖をより感じるようになるので、視線は外すようにしましょう。 猫が「シャー」と鳴くときはいつ? 猫が「シャー」という、すなわち恐怖を感じたときや威嚇するシーンには、テリトリーに侵入されたり、身の危険を感じたときなどがあります。 具体的には、 猫同士の争い(新入りが入ってきた)...
猫が「シャー」と鳴く意味や対策方法について
猫には様々な鳴き方がありますが、「シャー」という鳴き声もときどき聞くかと思われます。 でも、この「シャー」という鳴き声ですが、一体どういった意味で鳴いているのでしょうか? この記事では、猫が「シャー」という理由と対策方法をお伝えいたします。 愛猫が「シャー!シャー!」鳴いてお困りの飼い主さんは、ぜひ読んでみてくださいね。 猫が「シャー」というのは威嚇です 猫が「シャー」と鳴くときは、相手やものを警戒して威嚇しているときです。 猫は単独生活をしてきた動物ですので、他の動物よりも警戒心が強い傾向にあります。 「シャー」と鳴くときには、大きく口を開け、上下の犬歯を見せ、とても怖い顔となっており、まさに化け猫と言った表情です。 一見攻撃的に見えますが、実は争いを避けるために使われる防御のための鳴き声なのです。 「これ以上近づいて来たら、攻撃するよ!」 と相手に伝えることで、未然に戦いを防いでいるのです。 威嚇の段階で相手が立ち去れば不必要な争いを避けられるので、お互いにケガを負わず、かつ体力を使わずに済むことができます。 「フー!」や「カッ!」と鳴くのも、威嚇のサインです。 「シャー」と同時に見られる威嚇のサイン 「シャー」と鳴いている猫においては、同時に様々なしぐさがみられます。 耳は『イカ耳』と言われるように、うしろに反らせるか、頭に添わせるように倒します。 目も大きく見開き、対象を凝視して、瞳孔は細長くなります。 怒りで顔に力が入るので、ひげも上がり、ピンと張ります。 しっぽの毛はぼわっと逆立っていたり、バンバン床にたたきつけているときもあります。 全身の被毛を逆立たせ、体を大きく見せて、相手にこれ以上の攻撃をあきらめさせようとします。 相手がそれでもあきらめない場合には、猫パンチをしてきたり、実際にけんかになってしまうこともあります。 「シャー」と鳴くときは無理に触ってはNG! 猫が「シャーシャー」鳴いているときに無理に触ることは控えるようにしましょう。 引っかかれたり、噛まれたり、と思わぬ事故となってしまうこともあります。 また、目線をあわせることで猫は恐怖をより感じるようになるので、視線は外すようにしましょう。 猫が「シャー」と鳴くときはいつ? 猫が「シャー」という、すなわち恐怖を感じたときや威嚇するシーンには、テリトリーに侵入されたり、身の危険を感じたときなどがあります。 具体的には、 猫同士の争い(新入りが入ってきた)...
猫の便秘とは?症状や対処法をお伝えします
猫は便秘になりやすい動物です。 というのも、そもそも猫はあまり水を飲まない特性があり、それによって便が硬くなってしまうからです。 便秘になってしまうと、便が出なくてストレスになるだけでなく、最悪の場合には手術となってしまうこともあります。 この記事では、猫の便秘のときの症状や診断方法、対処法をお伝えしています。 「最近、愛猫がよくトイレで踏ん張っているな…」「トイレの際に、大きな声で鳴いているな…」という場合には、ぜひチェックしてみてくださいね。 猫の便秘とは?その原因は? 便秘とは、本来体外に出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態のことを言います(慢性便秘症診療ガイドライン2017)。 便秘の原因は食事や水分量などと関連して生じることもありますが、 骨盤狭窄 腫瘍 巨大結腸症(腸に便がたくさん貯まることで、腸が引き延ばされ、うまく蠕動運動ができなくなる病気) 不適切な食事 体が痛くて踏ん張れない などといった問題が複雑にからみあって発症します。 便秘となることで、宿便(腸内に長くとどまっている便)の水分の再吸収が起こり、さらに便が硬くなってしまうという悪循環が生じます。 また、トイレが汚れている、アクセスが悪いなどの、トイレ環境に不満やストレスがあって便秘となってしまうこともあります。 何日出ないと便秘なのか? 猫が何日便をしないと便秘なのかという定義はないです。 ただし、1日以上経過して排出された便が異臭や悪臭を伴い、硬くなっているようであれば便秘症の可能性があります。 猫が便秘のときにみられる症状 猫が便秘であるときには、 何度もトイレに行っているのに出ない トイレにいる時間が増えた 排便中に大きな声で鳴く いつもより硬いコロコロ便が出る 食欲がなくなる 嘔吐する 触ると痛がる、嫌がる しぶり(泡や液体しか出ない)をともなう排便困難 といった症状がみられることが多いです。...
猫の便秘とは?症状や対処法をお伝えします
猫は便秘になりやすい動物です。 というのも、そもそも猫はあまり水を飲まない特性があり、それによって便が硬くなってしまうからです。 便秘になってしまうと、便が出なくてストレスになるだけでなく、最悪の場合には手術となってしまうこともあります。 この記事では、猫の便秘のときの症状や診断方法、対処法をお伝えしています。 「最近、愛猫がよくトイレで踏ん張っているな…」「トイレの際に、大きな声で鳴いているな…」という場合には、ぜひチェックしてみてくださいね。 猫の便秘とは?その原因は? 便秘とは、本来体外に出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態のことを言います(慢性便秘症診療ガイドライン2017)。 便秘の原因は食事や水分量などと関連して生じることもありますが、 骨盤狭窄 腫瘍 巨大結腸症(腸に便がたくさん貯まることで、腸が引き延ばされ、うまく蠕動運動ができなくなる病気) 不適切な食事 体が痛くて踏ん張れない などといった問題が複雑にからみあって発症します。 便秘となることで、宿便(腸内に長くとどまっている便)の水分の再吸収が起こり、さらに便が硬くなってしまうという悪循環が生じます。 また、トイレが汚れている、アクセスが悪いなどの、トイレ環境に不満やストレスがあって便秘となってしまうこともあります。 何日出ないと便秘なのか? 猫が何日便をしないと便秘なのかという定義はないです。 ただし、1日以上経過して排出された便が異臭や悪臭を伴い、硬くなっているようであれば便秘症の可能性があります。 猫が便秘のときにみられる症状 猫が便秘であるときには、 何度もトイレに行っているのに出ない トイレにいる時間が増えた 排便中に大きな声で鳴く いつもより硬いコロコロ便が出る 食欲がなくなる 嘔吐する 触ると痛がる、嫌がる しぶり(泡や液体しか出ない)をともなう排便困難 といった症状がみられることが多いです。...
生後3ヶ月の仔猫に与えるご飯。種類と量について
新しく子猫を迎えた方にとって、どういったご飯をどれくらいあげればいいのかは悩んでしまいますよね。 3か月齢の子猫は成長期ですので、どのような食事を与えるかによって、今後の体の成長に大きく関わってきます。 この記事では、生後3か月齢の子猫に与えるご飯の種類や量、回数などについてお伝えしています。 愛猫がしっかり健康的に育ってほしい!という飼い主さんは、ぜひ読んでみてくださいね。 生後3か月齢の子猫にあげるご飯の種類 生後3か月齢の子猫にあげるご飯は、『1歳齢未満の子猫用』『キトン用』などと表記のある総合栄養食にしましょう。 成猫用の食事では、カロリーや栄養成分が異なるため、必ず子猫用をあげることが大切です。 総合栄養食とは、その食事と水のみを与えていれば、健康の維持ができるバランスの取れた食事のことです。 総合栄養食以外には、一般食や間食(おやつ)、その他の目的食などといった食事もあり、これらを単独で与えていると体が十分に成長できません。 パウチの商品には総合栄養食でないものも多いので、気をつけて選ぶようにしましょう。 また、生後3か月齢前後は、今後の食事の好みが決まる時期のため、いろいろな味や原材料(白身、鶏肉、牛肉など)、食感を楽しませてあげましょう。 具体的には『ミックスフィーディング』といい、ドライフードとウェットフードを混ぜて与える食事形態がおすすめです。 ミックスフィーディングにすることで、バランスよく、かつ偏食をしない猫に育ってくれます。 3か月齢の子猫は、歯が生えそろっている時期ですので、ふやかさずにカリカリのまま与えても大丈夫です。 ただし、子猫は水分を多く必要とするので、引き続きふやかしたり、ウェットフードも混ぜて与えるといいでしょう。 ウェットフードは成分の70~80%が水分となっており、将来的に腎臓病になりやすい猫にとってはおすすめの食事といえます。 人の食事はNG! 「いろんなものを食べさせてあげるといいです!」といっても、人の食事を与えてはいけません。 人の食べるものに興味を抱くと、食卓に上ってきたり、横取りされたり大変になるだけでなく、留守中の誤食事故も増えてしまいます。 また、塩分の取りすぎや、合わない食事によって中毒を起こしてしまう可能性もあります。 必ずキャットフードのみを与えるようにしましょう。 量はどれくらいあげるといいのか? あげる食事量については、その食事のカロリーが関わってくるので、一概に何グラムとは言えません。 そのため、パッケージに記載の量をあげるといいでしょう。 ちなみに、猫が1日に必要なカロリー(1日あたりのエネルギー要求量:DER)については以下のような計算式があります。 1日あたりのエネルギー要求量(DER)=安静時のエネルギー要求量(RER)×活動係数 ※RER(単位:kcal)=体重(kg)×30+70 安静時のエネルギー要求量とは、猫が何もせずにただじっとしているときに使われるエネルギー量です。...
生後3ヶ月の仔猫に与えるご飯。種類と量について
新しく子猫を迎えた方にとって、どういったご飯をどれくらいあげればいいのかは悩んでしまいますよね。 3か月齢の子猫は成長期ですので、どのような食事を与えるかによって、今後の体の成長に大きく関わってきます。 この記事では、生後3か月齢の子猫に与えるご飯の種類や量、回数などについてお伝えしています。 愛猫がしっかり健康的に育ってほしい!という飼い主さんは、ぜひ読んでみてくださいね。 生後3か月齢の子猫にあげるご飯の種類 生後3か月齢の子猫にあげるご飯は、『1歳齢未満の子猫用』『キトン用』などと表記のある総合栄養食にしましょう。 成猫用の食事では、カロリーや栄養成分が異なるため、必ず子猫用をあげることが大切です。 総合栄養食とは、その食事と水のみを与えていれば、健康の維持ができるバランスの取れた食事のことです。 総合栄養食以外には、一般食や間食(おやつ)、その他の目的食などといった食事もあり、これらを単独で与えていると体が十分に成長できません。 パウチの商品には総合栄養食でないものも多いので、気をつけて選ぶようにしましょう。 また、生後3か月齢前後は、今後の食事の好みが決まる時期のため、いろいろな味や原材料(白身、鶏肉、牛肉など)、食感を楽しませてあげましょう。 具体的には『ミックスフィーディング』といい、ドライフードとウェットフードを混ぜて与える食事形態がおすすめです。 ミックスフィーディングにすることで、バランスよく、かつ偏食をしない猫に育ってくれます。 3か月齢の子猫は、歯が生えそろっている時期ですので、ふやかさずにカリカリのまま与えても大丈夫です。 ただし、子猫は水分を多く必要とするので、引き続きふやかしたり、ウェットフードも混ぜて与えるといいでしょう。 ウェットフードは成分の70~80%が水分となっており、将来的に腎臓病になりやすい猫にとってはおすすめの食事といえます。 人の食事はNG! 「いろんなものを食べさせてあげるといいです!」といっても、人の食事を与えてはいけません。 人の食べるものに興味を抱くと、食卓に上ってきたり、横取りされたり大変になるだけでなく、留守中の誤食事故も増えてしまいます。 また、塩分の取りすぎや、合わない食事によって中毒を起こしてしまう可能性もあります。 必ずキャットフードのみを与えるようにしましょう。 量はどれくらいあげるといいのか? あげる食事量については、その食事のカロリーが関わってくるので、一概に何グラムとは言えません。 そのため、パッケージに記載の量をあげるといいでしょう。 ちなみに、猫が1日に必要なカロリー(1日あたりのエネルギー要求量:DER)については以下のような計算式があります。 1日あたりのエネルギー要求量(DER)=安静時のエネルギー要求量(RER)×活動係数 ※RER(単位:kcal)=体重(kg)×30+70 安静時のエネルギー要求量とは、猫が何もせずにただじっとしているときに使われるエネルギー量です。...
猫についての基礎知識
猫を飼い始める方、もしくはすでに飼っている方でも、「うちのネコちゃんの飼い方ってあっているかな?」と、猫の基礎知識について不安な方もいらっしゃると思います。 この記事では、猫を飼う際の基礎知識をお伝えします。 いま一度、ネコちゃんについて詳しく知っておきましょう! 猫の寿命はどれくらい? 一般社団法人ペットフード協会が発表した『令和3年 全国犬猫飼育実績調査』によると、猫の平均寿命は15.66歳となっています。 人間に換算すると、おおよそ80歳くらいまで生きるようになりました。 また、家の外に出ない猫においては16.22歳と、家の外に出る猫の平均寿命13.75歳よりもはるかに長くなっています。 これには、ペットフードの品質の向上や獣医療の発展、飼い主さんの意識の向上などが関与しています。 猫の年齢を人に置き換えると? 猫の年齢を人に換算すると、生後1年で約18歳、2年で24歳程度となります。 その後は、猫の1年が人の4年分程度になります。 愛猫の年齢を計算して、年に合ったケアをしてあげましょう。 猫の五感 猫の五感は、人と違う点がたくさんあります。 視覚 猫の視力は、人間にすると0.04~0.3ほどしかありません。 静止しているものはあまりよく見えず、人なら強度の近視状態です。 ただし、動いているものを認識する能力はとても高く、動体視力は人の10倍ほどあるとも言われています。 視野についても約280度あり、後ろにいる獲物を見つけることも可能です。 また、猫は暗闇においても、目をギラギラと光らせ、明るい場所と変わらずに行動することができます。 それは、網膜にある光の明暗を認識する桿体(かんたい)細胞が発達しているからで、薄暗い場所でも物を確認できる能力が優れているからです。 聴覚 猫は、『地獄耳』といわれるほど聴覚が優れている動物です。 人では聞こえない小動物や虫の鳴き声もよく聞こえています。 人と猫が聞き取ることのできる最大周波数は、人では2万3000ヘルツなのに対して、猫では6万4000ヘルツと言われています。 猫は人の約3倍の音域を聞き取ることが可能なため、人では聞こえない音を察知し敏感に行動しているのですね。 触覚 猫はひげと肉球に触覚のセンサーが集中しています。 ひげを使って狭い場所へ入らずとも幅が分かったり、ひげを軽く触れることで、危ないものかどうか?の確認も行います。...
猫についての基礎知識
猫を飼い始める方、もしくはすでに飼っている方でも、「うちのネコちゃんの飼い方ってあっているかな?」と、猫の基礎知識について不安な方もいらっしゃると思います。 この記事では、猫を飼う際の基礎知識をお伝えします。 いま一度、ネコちゃんについて詳しく知っておきましょう! 猫の寿命はどれくらい? 一般社団法人ペットフード協会が発表した『令和3年 全国犬猫飼育実績調査』によると、猫の平均寿命は15.66歳となっています。 人間に換算すると、おおよそ80歳くらいまで生きるようになりました。 また、家の外に出ない猫においては16.22歳と、家の外に出る猫の平均寿命13.75歳よりもはるかに長くなっています。 これには、ペットフードの品質の向上や獣医療の発展、飼い主さんの意識の向上などが関与しています。 猫の年齢を人に置き換えると? 猫の年齢を人に換算すると、生後1年で約18歳、2年で24歳程度となります。 その後は、猫の1年が人の4年分程度になります。 愛猫の年齢を計算して、年に合ったケアをしてあげましょう。 猫の五感 猫の五感は、人と違う点がたくさんあります。 視覚 猫の視力は、人間にすると0.04~0.3ほどしかありません。 静止しているものはあまりよく見えず、人なら強度の近視状態です。 ただし、動いているものを認識する能力はとても高く、動体視力は人の10倍ほどあるとも言われています。 視野についても約280度あり、後ろにいる獲物を見つけることも可能です。 また、猫は暗闇においても、目をギラギラと光らせ、明るい場所と変わらずに行動することができます。 それは、網膜にある光の明暗を認識する桿体(かんたい)細胞が発達しているからで、薄暗い場所でも物を確認できる能力が優れているからです。 聴覚 猫は、『地獄耳』といわれるほど聴覚が優れている動物です。 人では聞こえない小動物や虫の鳴き声もよく聞こえています。 人と猫が聞き取ることのできる最大周波数は、人では2万3000ヘルツなのに対して、猫では6万4000ヘルツと言われています。 猫は人の約3倍の音域を聞き取ることが可能なため、人では聞こえない音を察知し敏感に行動しているのですね。 触覚 猫はひげと肉球に触覚のセンサーが集中しています。 ひげを使って狭い場所へ入らずとも幅が分かったり、ひげを軽く触れることで、危ないものかどうか?の確認も行います。...
猫のブラッシングの意味とやり方、行う頻度について
ネコちゃんにとってブラッシングは大切な日常ケアの一つです。 このブラッシングですが、意外と行っていない飼い主さんも多くいらっしゃいます。 この記事では、猫のブラッシングの意味とやり方、行う頻度などをお伝えしています。 「なかなか愛猫のブラッシングをできていないな…」という飼い主さんは、ぜひ読んでみてくださいね。 猫にブラッシングは必要! 猫は自身でグルーミングを行う動物です。 そのため、「ブラッシングは必要でないのでは?」と思われている飼い主さんもいらっしゃいますが、そういう訳ではありません。 特に、長毛種では必ずしてあげなければいけないケアの一つです。 ブラッシングには以下でお伝えする様々な作用があり、定期的に行うことで健康に過ごすことができます。 猫は基本的に、2種類の毛で覆われています。 体の表面を覆い、水をはじき、紫外線から守る役割がある毛を上毛(オーバーコート)と言い、皮膚の近くに生えて体を保温する役割などがある毛を下毛(アンダーコート)と言います。 春と秋に夏毛と冬毛に切り替わる換毛期には、主にアンダーコートが抜けます。 この2種類の毛のそれぞれのケアをしてあげることが大切です。 では以下でブラッシングの目的や意味について、分けてお伝えしますね。 不必要な毛を取り去る 猫自身のグルーミングだけでは取りきれない毛を取り去ることができます。 特に換毛期には、下毛がうまく抜けずに熱がこもったり、毛玉ができてしまうこともあります。 シニア猫の場合には体が硬くなり、思うようにグルーミングができていない場合も多いです。 人が毛づくろいを手伝ってあげることで、モコモコの下毛の処理ができます。 また、不必要な毛を取り去ることで、部屋の掃除も楽になります。 「換毛期には部屋が毛だらけで掃除が大変…」という場合には、ブラッシング時間を増やしてみてもいいかもしれませんね。 毛球症の予防 毛玉が胃の中に貯まってしまい大きくなると、うまく排出することができず、さらに貯まってしまう…という悪循環になってしまう場合があります。 慢性的に嘔吐をしたり、毛玉が腸を塞いでしまう『毛球症(もうきゅうしょう)』となってしまうこともあります。 特に長毛種や換毛期の猫は、飲み込む毛の量が増えるので、この毛球症になりやすいです。 また、ストレスやかゆみをともなう皮膚病での過剰な毛づくろいによって毛球症となることもあります。 症状がある場合には、薬を用いて排出を試みたり、場合によっては外科手術となってしまうこともあります。 ブラッシングをしてあげることで、毛を飲み込む量自体が減るようになり、毛球症の予防となります。...
猫のブラッシングの意味とやり方、行う頻度について
ネコちゃんにとってブラッシングは大切な日常ケアの一つです。 このブラッシングですが、意外と行っていない飼い主さんも多くいらっしゃいます。 この記事では、猫のブラッシングの意味とやり方、行う頻度などをお伝えしています。 「なかなか愛猫のブラッシングをできていないな…」という飼い主さんは、ぜひ読んでみてくださいね。 猫にブラッシングは必要! 猫は自身でグルーミングを行う動物です。 そのため、「ブラッシングは必要でないのでは?」と思われている飼い主さんもいらっしゃいますが、そういう訳ではありません。 特に、長毛種では必ずしてあげなければいけないケアの一つです。 ブラッシングには以下でお伝えする様々な作用があり、定期的に行うことで健康に過ごすことができます。 猫は基本的に、2種類の毛で覆われています。 体の表面を覆い、水をはじき、紫外線から守る役割がある毛を上毛(オーバーコート)と言い、皮膚の近くに生えて体を保温する役割などがある毛を下毛(アンダーコート)と言います。 春と秋に夏毛と冬毛に切り替わる換毛期には、主にアンダーコートが抜けます。 この2種類の毛のそれぞれのケアをしてあげることが大切です。 では以下でブラッシングの目的や意味について、分けてお伝えしますね。 不必要な毛を取り去る 猫自身のグルーミングだけでは取りきれない毛を取り去ることができます。 特に換毛期には、下毛がうまく抜けずに熱がこもったり、毛玉ができてしまうこともあります。 シニア猫の場合には体が硬くなり、思うようにグルーミングができていない場合も多いです。 人が毛づくろいを手伝ってあげることで、モコモコの下毛の処理ができます。 また、不必要な毛を取り去ることで、部屋の掃除も楽になります。 「換毛期には部屋が毛だらけで掃除が大変…」という場合には、ブラッシング時間を増やしてみてもいいかもしれませんね。 毛球症の予防 毛玉が胃の中に貯まってしまい大きくなると、うまく排出することができず、さらに貯まってしまう…という悪循環になってしまう場合があります。 慢性的に嘔吐をしたり、毛玉が腸を塞いでしまう『毛球症(もうきゅうしょう)』となってしまうこともあります。 特に長毛種や換毛期の猫は、飲み込む毛の量が増えるので、この毛球症になりやすいです。 また、ストレスやかゆみをともなう皮膚病での過剰な毛づくろいによって毛球症となることもあります。 症状がある場合には、薬を用いて排出を試みたり、場合によっては外科手術となってしまうこともあります。 ブラッシングをしてあげることで、毛を飲み込む量自体が減るようになり、毛球症の予防となります。...
コンセント・電源コードに要注意! 猫が感電しやすい状況と対策
ネコちゃんを飼っている方なら、電源コードやコンセントで遊ぶ愛猫を目撃した方は多いと思います。 「ダメだよ!」と教えても、なかなかやめてくれないですよね… でも、電源コードやコンセントで遊ぶと、感電するおそれがあるため、しっかりと対応をする必要があります。 この記事では、ネコちゃんが感電しやすい状況や対策をお伝えしています。 まだ、電源周りの対策をしていない飼い主さんは、ぜひ読んでみてくださいね。 猫はコード類をよく噛む動物 ネコちゃんはコード類やひもなどが大好きな動物です。 というのも、ヘビに似ていたり、ねずみのしっぽを連想させるからと言われています。 特に子猫はよく遊び、危ないシーンがたくさんあります。 生後半年齢前後の歯の生え変わり時期には、なんでもいいので噛むというくせがついている子も多いです。 ただし、みなさまご存じの通り、コード類を噛んでしまうと感電する恐れがあるため、必ずやめさせる必要があります。 また、コンセントにも注意しましょう。 肉球や体が濡れた状態でコンセント口を触ると、乾いた状態と比べて大量の電流が体に流れる可能性があります。 感電してしまうとどんな症状が出るのか 猫がコード類をかじって感電してしまうと、口の中やその周辺にやけどが見られます。 口やくちびるが腫れていたり、出血をしてしまうこともあります。 筋肉がけいれんしたり、不整脈が生じるといったことも… また、感電により肺の微細血管が障害を受け、肺水腫(肺に水が貯まった状態)になることもあります。 肺水腫と言えば心臓が悪い子がなるイメージがあるかもしれませんが、感電時に生じる肺水腫は『神経原性肺水腫(しんけいげんせいはいすいしゅ)』と言って、交感神経の緊張亢進や中枢神経がおかされることでカテコラミン(血行動態を変化させるホルモン)が過剰分泌されるためと言われています。 肺水腫になると呼吸が苦しくなるだけでなく、心臓が止まってそのまま亡くなってしまうこともあります。 愛猫の感電が疑われた場合にはどうすればいい? 愛猫がコンセントの近くに倒れていたり、コードを噛んだ後から様子がおかしい場合には感電をした可能性があります。 感電が疑われる場合には、何よりも先に電源を切る(コンセントを抜く)ようにしましょう。 それから愛猫を安全な位置に移動させるようにしますが、決してそのまま素手で触ってはいけません。 猫に触れることで飼い主さん自身も感電してしまうおそれがあるからです。 また、感電のショックで愛猫が失禁をしている場合、尿に触れても感電してしまうことがあります。 そのため、乾いた板やプラスチック製品、ゴム手袋など絶縁性のもので扱うようにしましょう。 愛猫の感電が疑われる場合には、すぐに症状が出ず、時間差でトラブルが生じることもあります。 どんな状態であっても、迷わず動物病院を受診するようにしましょう。...
コンセント・電源コードに要注意! 猫が感電しやすい状況と対策
ネコちゃんを飼っている方なら、電源コードやコンセントで遊ぶ愛猫を目撃した方は多いと思います。 「ダメだよ!」と教えても、なかなかやめてくれないですよね… でも、電源コードやコンセントで遊ぶと、感電するおそれがあるため、しっかりと対応をする必要があります。 この記事では、ネコちゃんが感電しやすい状況や対策をお伝えしています。 まだ、電源周りの対策をしていない飼い主さんは、ぜひ読んでみてくださいね。 猫はコード類をよく噛む動物 ネコちゃんはコード類やひもなどが大好きな動物です。 というのも、ヘビに似ていたり、ねずみのしっぽを連想させるからと言われています。 特に子猫はよく遊び、危ないシーンがたくさんあります。 生後半年齢前後の歯の生え変わり時期には、なんでもいいので噛むというくせがついている子も多いです。 ただし、みなさまご存じの通り、コード類を噛んでしまうと感電する恐れがあるため、必ずやめさせる必要があります。 また、コンセントにも注意しましょう。 肉球や体が濡れた状態でコンセント口を触ると、乾いた状態と比べて大量の電流が体に流れる可能性があります。 感電してしまうとどんな症状が出るのか 猫がコード類をかじって感電してしまうと、口の中やその周辺にやけどが見られます。 口やくちびるが腫れていたり、出血をしてしまうこともあります。 筋肉がけいれんしたり、不整脈が生じるといったことも… また、感電により肺の微細血管が障害を受け、肺水腫(肺に水が貯まった状態)になることもあります。 肺水腫と言えば心臓が悪い子がなるイメージがあるかもしれませんが、感電時に生じる肺水腫は『神経原性肺水腫(しんけいげんせいはいすいしゅ)』と言って、交感神経の緊張亢進や中枢神経がおかされることでカテコラミン(血行動態を変化させるホルモン)が過剰分泌されるためと言われています。 肺水腫になると呼吸が苦しくなるだけでなく、心臓が止まってそのまま亡くなってしまうこともあります。 愛猫の感電が疑われた場合にはどうすればいい? 愛猫がコンセントの近くに倒れていたり、コードを噛んだ後から様子がおかしい場合には感電をした可能性があります。 感電が疑われる場合には、何よりも先に電源を切る(コンセントを抜く)ようにしましょう。 それから愛猫を安全な位置に移動させるようにしますが、決してそのまま素手で触ってはいけません。 猫に触れることで飼い主さん自身も感電してしまうおそれがあるからです。 また、感電のショックで愛猫が失禁をしている場合、尿に触れても感電してしまうことがあります。 そのため、乾いた板やプラスチック製品、ゴム手袋など絶縁性のもので扱うようにしましょう。 愛猫の感電が疑われる場合には、すぐに症状が出ず、時間差でトラブルが生じることもあります。 どんな状態であっても、迷わず動物病院を受診するようにしましょう。...