愛嬌たっぷりの短足猫、マンチカンが大人になったらどうなる?マンチカンの特徴や性格、病気や寿命など - MOFUCAT

愛嬌たっぷりの短足猫、マンチカンが大人になったらどうなる?マンチカンの特徴や性格、病気や寿命など

短足でよちよち歩く姿がとても愛らしいマンチカン。

ペット保険会社アニコムの2022年人気猫種ランキングでは、スコティッシュフォールド、混血猫に次ぐ第3位になるほどの人気の猫種です。

この記事では、マンチカンの特徴や性格、寿命やかかりやすい病気などについてお伝えしています。

大切な愛猫マンチカンと、1日でも長く一緒に過ごしたい!という飼い主さんは、ぜひ読んでみてくださいね。

マンチカンの特徴とは?

マンチカンと言えば、短い足が特徴の猫種です。

また、短毛や長毛、垂れ耳の子など様々な見た目の子がいます。

マンチカンは突然変異で生まれた猫種で、遺伝的な検査の結果、健康体であることが証明されたため繁殖されるようになりました。

マンチカンという名前の由来は、諸説ありますが、オズの魔法使いシリーズに登場するマンチキン(munchkin;小人)と言われています。

マンチキンはとても足が短いのですが、マンチカンも同様に足が短いためです。

マンチカンの中には、短足(ラグハガー)の子だけでなく、普通の猫の足の長さを持つ子(足長;スタンダード)、短足と足長の中間にあたる中足(スーパーショート)で生まれる子がいます。

実はマンチカンの中で短足である個体は全体の2~3割程度と少なく、すべてのマンチカンが短足というわけではありません。

短足のマンチカンは上述の通り突然変異ですので、遺伝性の疾患を防ぐように異種交配が行われました。

そのため、毛色や毛の長さに様々な個体が存在します。

平均の体重はメスで約3kg程度、オスで約4kg程度です。

個体差がありますので、体重の増減や触り心地などで体型をチェックしてあげましょう。

マンチカンの性格とは?

マンチカンは穏やかで温和な性格の子が多い猫種です。

甘えん坊で人に慣れやすく、社交性があって賢いために、飼育がしやすい特徴があります。

また、好奇心旺盛で遊びが大好きです。

そのため、おもちゃなどを使って一緒に遊んであげるようにしましょう。

とはいっても、勝ち気でクールな性格の子もいます。

短い手をちょいちょい出して威嚇してくるのですが、それがまたなんとも愛らしい姿です。

 

マンチカンの寿命はどれくらい?

マンチカンの寿命は、個体差がありますが、11~13年程度と比較的短い傾向にあります。

というのも、短足のマンチカン同士を交配することで、短足のマンチカンがたくさん生まれるのですが、これらのなかには遺伝的に体質が弱かったり病気がちの子が多く生まれる傾向にあるからです。

最近では、短足のマンチカン同士を交配させることは禁止されていますが、今でもその名残から体質的に弱い個体がみられ、結果として平均寿命が短くなってしまいます。

とはいっても、しっかり愛猫の様子を観察し、毎日気にかけてあげることで、より長く生きてくれます。

マンチカンがかかりやすい病気とは?対策についてもお伝え

足が短いことが特徴の猫種ですから、足や腰に負担がかかってしまいます。

そのため、関節炎や椎間板ヘルニアといった病気になりやすい傾向があります。

また、変形性関節症といって関節が変形してしまう病気にもなりやすいです。  

今日では、マンチカンとスコティッシュフォールド、マンチカンとアメリカンカールと言った耳が折れている猫種との交配が一部業者によって行われ、問題となっています。

耳折れ猫種は遺伝的に『骨軟骨異形成症(こつなんこついけいせいしょう)』という病気を発症することが多く、関節に痛みや変形などを引き起こしてしまいます。

痛みや関節のこわばりがひどいことから、特徴的な座り方や歩き方をしたり、生活の質を極端に下げてしまうことがあります。

太らないようにすることが大切

足腰に負担がかからないようにするためには、太らないようにしてあげることがとても重要です。

基本的に、猫の体重管理は食事の量の調整で行います。

「太ってきたな…」と感じる場合には、食事量を減らして対応しましょう。

食欲が有り余っている場合には、減量食などかさまししてある食事に変更するといいですね。

遊ぶことが大好きな猫種ですので、猫じゃらしなどで一緒に遊んであげての体重管理もおすすめです。

 

また、サプリメントや薬などで痛みを取ってあげることも可能です。 なにかしら症状がある場合には、主治医の先生に相談をしてみましょう。

床を滑らないようにする、段差をなくす

床を滑らない材質にする、段差をなくしてあげることなども足腰のケアには大切です。

フローリングにはカーペットを敷いたり、ソファーやベッドにはスロープをつけてあげてもいいかもしれません。

特に中高齢以降の場合には、定期的に動物病院の受診をし、痛みやなにかしらのトラブルが発生していないかをチェックしてもらうようにしましょう。

基本的なケアも怠らずに!

ブラッシングや歯みがき、爪切りなど基本的なケアも怠らないようにしましょう。

特に長毛のマンチカンでは、毛玉ができてしまい皮膚トラブルにつながることもあります。

ブラッシングには被毛を整えるだけでなく、コミュニケーションツールとしての役割もあるため、定期的に行ってあげましょう。

足が短いために爪切りが難しい場合もありますが、放置すると爪が肉球に刺さってしまうこともあります。

上手にできない場合には、動物病院やペットサロンで切ってもらうようにしましょう。

【まとめ】マンチカンの特徴や性格、寿命やかかりやすい病気についてお伝え

マンチカンは胴長短足であることが特徴の猫種です。

温和で社交的な性格の子が多く、飼いやすい特徴があります。

寿命は11~13年程度と比較的短い傾向にありますが、しっかり管理をしてあげることで延ばすことも可能です。

足や腰に負担がかかりやすいために、床を滑らないようにしたり、段差をなくすなど、住環境の工夫をしてあげましょう。

愛猫マンチカンと一日でも長く過ごすために、いま一度見直してみましょう!

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