猫へのNG行動 ストレスの原因など

人が良かれと思って行っている行動が、実は猫にとってはストレス!といったことはよくあります。

「最近、いろんなところでおしっこをします…」 「毛づくろいの時間が増えました…」 というのは実はストレスを抱えている可能性大!

この記事では、猫にとってのストレスの原因やその対処法を解説しています。

ストレスを取り除いてあげて、愛猫と快適に過ごしたい方は、ぜひ読んでみてくださいね。 

猫がストレスと感じる原因は?

猫がストレスと感じる原因はたくさんあります。

まず第一に、ネコちゃんは「昨日と同じ今日、今日と同じ明日」を好む動物です。

そのため、変化があるということ自体がストレスに感じる場合が多いことを念頭に入れておいてください。

以下で、様々なシチュエーションについてみてきましょう!

 

住まいについて

ネコちゃんにとって安心してくつろげるスペースがあるかどうかは重要です。

高い場所や薄暗くて狭い場所が猫にとっての安心スペース。

お気に入りの箱やペットベッド、部屋全体が見渡せる安全な高い場所はありますか?

また、お家がテリトリーである猫にとっては、外猫が見えたり声が聞こえるといった状況もストレスに感じます。

ノラネコちゃんがいる場合には、窓から見えないように、見えても愛猫の方が高い位置から見下ろせるように部屋作りを工夫しましょう。

そして、最近では「香害(こうがい)」という、においによるストレスや健康被害もしばしば見られます。

柔軟剤や芳香剤による香りは、においに敏感な猫にとっては気分が悪くなる可能性もあります。 (猫は人の20万~30万倍もにおいに敏感と言われています。)

 

トイレ環境について

私たち人もそうですが、トイレが汚れているといい気分はしないですよね。

これはネコちゃんにとっても同じです。

トイレが汚れていると、排せつを我慢したり、別の場所でしてしまうことがみられます。

トイレの個数の基本は「頭数+1個」ですが、それに加えて、広くて清潔であることも重要です。

 

また、トイレに関しては、においよりもブツがあることを不快に感じるので、常に排せつ物は取り除いてあげるようにしましょう。

 

新しくトイレを用意すると、うまく排せつができなくなることもよく見られます。

トイレを新しくした場合には、1週間程度は今までのトイレも使用できるようにしておくと、粗相が軽減すると思われます。

 

食事の環境について

食事の環境にストレスを感じている子も多いです。

食事の場所が人の通り道となっていたり、洗濯機や扇風機など音や揺れ・風があったりと、猫が安心して食べられない状況であることもしばしば…

また、猫は敵や空間に背中を向けて食べることに不安を感じます。 そのため、背中が壁側に向くように食器の位置を決めてあげましょう。

食事の急変も猫にとってはストレスで、食べ残したり食いつきが悪かったりということも。

食事を変える場合には、1週間程度の時間をかけて、徐々に変更していくようにしましょう。

 

スキンシップについて

猫はモフモフでかわいいので、たくさん触って抱っこしたくなりますよね。 でもこの行動、実は猫にとって超ストレスなのです。

みなさまご存じの通り、猫は自由主義者です。 自分の思うままに行動する動物なので、不意の抱っこやなでなでにストレスを感じる場合が多いです。

抱っこすると逃げ出そうとしたり、なでると毛づくろいを始める子はストレスを感じている証拠。

猫にとって過度の毛づくろいは「転位行動」といって、ストレスを感じたときにそのはけ口を別の対象(この場合毛づくろい)に向ける問題行動です。

もちろん抱っこが好きな子もいますが、猫の表情や様子をみて対応してあげましょう。

 

お散歩について

最近では、都心部においては完全室内飼いのネコちゃんがほとんどだと思われます。

そのため、外の環境を知らずに生活していることが多く、飼い主さんにとっては、 「外に出してお散歩してあげたい!」 という方もいらっしゃいます。

ただ、猫にとっては散歩がストレスになることはとても多いです。

なぜなら猫はテリトリーを持つ動物で、毎日決まった時間に決まった場所を(自分の意思で!)パトロールできないと、不安を感じてしまうからです。

また、猫は車や人の動きや音などに対してパニックを起こすことが多いので、胴輪をすり抜けて逃げてしまう事故も多いです。

それでも散歩をする場合には、家の庭やその周辺を、人通りが少ない時間に、胴輪と首輪の二重で制御しながら行うようにするといいです。

 

その他いろいろなストレス

 

他にも猫がストレスを感じることはたくさんあります。
  • 来客がある
  • 工事の音や揺れ
  • 動物病院やペットホテルに行く
  • エリザベスカラーや洋服を着させられている
  • 家具の配置を変えたり、引っ越しをした
  • 家族が増えた、減った

人にとっては普通のことであっても、猫は言葉や状況を理解できないので、あらゆる変化がストレスに感じます。

コロナ禍で、飼い主さんの生活リズムが変わったことで、体調を崩してしまうネコちゃんはとても多かったです。

それくらい猫にとってはルーティンが大事と言うことなのですね。

 

愛猫のストレスを取り除く方法~リラックスしている指標とは?

ネコちゃんと一緒に生活していく中で、完全に猫を優先にすることは難しいと思われます。

そのため、上記でお伝えした猫がストレスと感じる行動や状態をなるべく取り除き、共生していくことが大切です。

ネコちゃんが安心して過ごせている指標は、

  • 元気食欲があって
  • ぐっすり眠れていて
  • 体重の変化がなく
  • 適度に毛づくろいをして
  • いい排せつをしている!

といったことです。

当たり前のことですが、毎日一緒に過ごしていると変化に気づきにくくなってしまいます。

改めてよく見てあげるようにしましょう。

 

 【まとめ】猫へのNG行動とは?ストレスの原因について

猫へのNG行動は、人が思うよりもたくさんあります。

猫にとってのストレスフリーの生活は、変わらない日常。 自分のペースでゆっくり安心して過ごせることが、一番のストレスを取り除く方法です。

いま一度、愛猫への接し方や生活環境を見直してみましょう!

 

【参考資料】

  • 今泉忠明,猫脳がわかる!,文春新書,2019