ネコちゃんはおもちゃで遊ぶことが大好きです。 一緒に遊ばない時間が多いと、ストレスとなってしまうことが多いです。 でも、猫じゃらしやボールなど、たくさんのおもちゃがあるので、どのおもちゃで遊んであげればよいのか?悩んでしまいますよね。 この記事では、愛猫のおもちゃの選び方や、選ぶ・遊ぶ際の注意点などお伝えしています。 「愛猫と一緒に楽しく遊びたい!」という飼い主さんは、ぜひ読んでみてくださいね。
おもちゃ遊びは、愛猫の運動不足とストレス解消に必須!
完全室内飼いのネコちゃんにとっては、運動をする機会が少ないですよね。 そもそも、外で生活する猫にとっては、食事を摂ること自体が運動となっています。 高いところに身を隠し、地上にいるネズミや虫などの小動物をしとめて食べるという作業を1日に何回もしているからです。 また、自分のテリトリーを巡回するために、塀の上を歩いては飛び降り、ときにはほかの猫とけんかをしたり…と生活そのものが運動となります。 一方で、家ネコちゃんは、時間になると食事をもらい、食べ終わったらスヤスヤ眠る…という、あえて運動をしなくてもゆったりと過ごせる環境下にいるために、慢性的に運動不足となっている子が多い傾向にあります。 運動をしないことで肥満になることや、またストレスがたまってしまうということもあります。 ネコちゃんがストレスを感じているときには、- 過剰な毛づくろい
- 粗相(トイレではない場所で排せつをする)
- 昼夜逆転
- 異嗜(食べ物ではないものを食べてしまう)
- 活力の低下
猫のおもちゃの種類
ネコちゃんのおもちゃには、さまざまな種類があります。 愛猫の好みや年齢によって選んであげましょう。猫じゃらし
猫じゃらしは、飼い主さんと一緒に遊ぶことができ、また動かし方によって運動強度を高めてあげることができるおもちゃです。 猫じゃらしを小動物のようにメリハリをつけて動かすことで、ネコちゃんが夢中になること間違いなしです! 影でそっと動かしたり、少しだけ音を出したり…見えない獲物を探すときは、おしりをフリフリして興奮している瞬間です。 シニアの子や病気で治療中のため体力が低下している子に関しても、目の前で少し動かしてあげることで、脳への良い刺激となります。パズルフィーダー
えさやおやつを隠して、頭を使うことで取り出せるタイプのおもちゃです。 食べたいあまりに夢中になることと合わせて、「どうやったら捕れるのだろう?」と頭脳も使うために、よい刺激となること間違いなしです。 シニアの子でも、動かず楽しめるおもちゃなので、無理なく遊ぶことができます。トンネル
トンネルは身を隠して遊ぶときに適しています。 シャカシャカ音のなるタイプやポンポンがついているタイプなどがあり、猫じゃらしと一緒に遊ぶことで、より興奮すること間違いなしです。 また、リラックススペースとして活用している子もいます。ポインター
壁や床に光を当てて遊べるタイプのおもちゃです。 虫のように動かすことで、じーっと見つめてパッと動くという瞬発力がきたえられます。 飼い主さんが動かずに遊べるため、疲れているときなどでも一緒に遊ぶことができますね。 ただし、獲物を捕まえられないという感覚になるため、ストレスがたまってしまうこともあります。 また、使用の際には、光がネコちゃんの目に当たらないように気をつけてあげましょう。ボール
ボールを転がして追いかけたり、くわえて運んだり… ネコちゃんによってさまざまな遊び方があります。 プラスチック製のもの、布や綿でできたもの、マタタビが入っているものなどさまざまなボールがありますので、愛猫の好みに合わせて選んであげましょう。ぬいぐるみ
ぬいぐるみを好む子も多くいます。 後ろ足でけって遊ぶ『けりぐるみ』が大好きな子も多く、マタタビやキャットニップが入っているぬいぐるみの場合、興奮して離さないこともしばしばあります。 また、カシャカシャ音のなるタイプのぬいぐるみも好む傾向にあります。おもちゃになる家具もある
おもちゃとして利用できるネコ家具もあります。 例えば、キャットタワーやキャットウォークを使うことで、ピョンピョンと移動し、楽しく遊ぶことができます。 また、爪とぎやハンモック、吊り橋などがついているものもあり、移動をするだけでストレス発散ともなります。 飼い主さんが留守のときにも使うことができるので、何か所かに用意してあげるといいですね。
猫のおもちゃを選ぶ・遊ぶ際の注意点
猫のおもちゃを選ぶ・遊ぶ際には、- 耐久性のあるものを選ぶ
- 誤食できないかをチェック
- 使用していないときは片づける
- 広い場所で遊ぶ
- 短時間の遊びでもOK
耐久性のあるものを選ぶ
せっかく買ってあげても、すぐに壊れてしまっては意味がないですよね。 そのため、ある程度耐久性のあるおもちゃを選んであげるようにしましょう。 壊れにくいおもちゃは高価である傾向があるため、実際に触ったり値段を見て検討するようにするといいですね。誤食できないかをチェック
おもちゃによっては誤食してしまうものもあります。 特に多いのが、ネズミのおもちゃの誤食です。 毛の感じが実際のネズミに似ているために、間違って飲み込んでしまう事故がしばしばあります。 その際には、動物病院で吐かせる処置をしたり、場合によっては手術で取り出すようになります。 また、タグや部品を壊して飲んでしまうということもあります。 ボタン電池を飲み込んでしまって、胃腸に穴があいてしまうということも起こりえます。 定期的に壊れていないか、取れそうな部品はないかどうかのチェックをしてあげましょう。使用していないときは片づける
見ていられないときには、しっかり片づけをするようにしましょう。 これによって遊びにメリハリがつくこと、また誤食の心配がなくなります。広い場所で遊ぶ
なるべくもののない、広いスペースを確保して遊んであげるようにしましょう。 おもちゃに夢中になったネコちゃんは、周りが見えていない状況となることも多いです。 間違ってものを踏んでしまったり、高い場所から落ちてしまったり… 事故が生じないためにも、なるべく広い場所で遊んであげるようにしましょう。短時間の遊びでもOK
ネコちゃんと遊ぶ際には、短い時間の遊びでもOKです。 むしろ、長時間遊ぶことで疲れてしまい、子猫の場合には開口呼吸となってしまうこともあります。 小分けの時間を何度も遊んであげることで、「何回も遊んでもらえた!」と感じ、良質な信頼関係を構築できます。