ネコちゃんのいる生活は、とても楽しく刺激的ですよね!
でも、一人暮らしだと、飼えるのかな…?と心配になってしまいますよね。
この記事では、一人暮らしの方が猫を飼う際の、
- 用意すべきもの
- 費用
- 注意点
について解説しています。
一人暮らしでも、ネコちゃんを飼いたい!という方は、ぜひ読んでみてください。
一人暮らしでも猫を飼える?
結論からいうと、一人暮らしの方でもネコちゃんを飼うことはできます。
猫は犬と違って単独で生活する動物なので、人間がいなくてもある程度はへっちゃらだからです。
『犬は人に付き、猫は家に付く』という言葉もありますからね。
ただし、ネコちゃんにとって住みやすい環境にしてあげることは大切です。
「でも、あまり広い部屋じゃないし…」という方もいらっしゃるかと思いますが、そこはさほど問題ではありません。
ワンルームであっても、部屋の高さを利用した空間にすれば大丈夫です。
まずは、住環境をチェック!
まず、猫を飼う際には、『ペット可の物件』であるかどうかは重要です。
ペット不可の物件で、内緒でペットを飼っていらっしゃる方も見かけますが、絶対にNGです。
騒音や物件の損傷、ペットの脱走といった、何かトラブルがあったときに、大問題となるからです。
ペット可の物件であっても、あらかじめ気をつけておくべきことがいくつかあります。
- コード類の処理
- 整理整頓~食べ物類も
- 水回りの管理
- 脱走防止
- 季節用品の管理
- 狭い場所をなくす
といったことです。 以下で詳しく見ていきましょう。
コード類の処理
当たり前ですが、猫はコードが危ないものだ!とは分かってはいません。
万が一、かじったり、ひっかいたりしてしまったら、感電してしまう可能性もあります。
そのため、コードはいじれないようにカバーをかけたり、見えない位置に配置するようにしましょう。
整理整頓~食べ物類も
猫の誤食事故はあとを絶えません。
特にひもや人の食べ物、おもちゃの一部といったものを誤食することが多いです。
人間は普通に食べられるものであっても、猫にとっては中毒となる食材は多いです。
そのため、日頃から整理整頓をし、猫が届かないところにきちんとしまう癖をつけましょう。
また、「うちの子は誤食はしないから大丈夫!」という方もいらっしゃると思いますが、ある日突然誤食をするようになってしまう子もいるので注意が必要です。
水回りの管理
猫は水が好きでもあり苦手でもある動物です。
水槽や流しの水で遊んだりすることは大好きですが、反面、思いもよらないシーン(お風呂で遊んでいて落ちてしまった、シャワーでシャンプーをしようとした)での水はとても苦手です。
パニックになってしまい、そのまま亡くなってしまうこともあります。
そのため、水回りの管理には十分に気をつけるようにしましょう。
脱走防止
猫は隙あらば脱走をしようとする動物です。
そのため、どこに居るのかをしっかり確認するとともに、洗濯物を干したり、換気をする際には十分に気をつけましょう。
脱走防止柵をつけたり、網戸をガムテープなどで固定する必要もあります。
季節用品の管理
ストーブやヒーターなどの温かい場所を猫は好みます。
ただ、上に乗ってやけどをしてしまう事故も同時にとても多いです。
囲いをつけたり、飛び乗れないようにして対応しましょう。
また、電気毛布やこたつでやけどをしてしまうこともあるので、使用の際には近くでしっかり様子の確認をしましょう。
狭い場所をなくす
愛猫が見当たらないな…と思ったら狭い場所に挟まっていた!と言うことは意外とよくあります。
猫は狭いところが好きな動物なので、そういった危ない場所はあらかじめ入れないようにしておく必要があります。
猫を飼う際に、必ず用意するべきもの
ネコちゃんを飼うにあたっては、前もってそろえておくものがいくつかあります。- 食事、器
- トイレ
- 休憩スペース
- 爪とぎ器
といったものです。
食事、器
食事は年齢にあった『総合栄養食』という表記のあるものを選ぶようにしましょう。
また、ドライフードだけではなく、缶詰やパウチなどのウエットフードも必要です。
コミュニケーションのために、おやつも用意しておいた方がいいです。
器は基本的には何でもいいですが、安定して食べやすい高さのものを選んであげましょう。
トイレ
ネコちゃんは泌尿器のトラブルになることが多いので、清潔で大き目なトイレを用意してあげることが大切です。
猫のトイレには猫砂も必要で、粒が細かくてさらさらした形状のものを好みます。
休憩スペース~ペットベッド
猫は日中のほとんどの時間を寝て過ごします。
そのため安心してくつろげる空間が必要となってきます。
猫の祖先は高くて狭い場所に住んでいたので、現代のネコちゃんもそんな場所が大好きです。
狭くてちょっと暗い『猫ちぐら』などを用意してあげるといいでしょう。
爪とぎ器
猫は犬と違って爪とぎをする習性があります。 そのためお気に入りの爪とぎ器を購入してあげましょう。
壁や家具がボロボロになる…そんなときには、爪とぎ器が気に入らない可能性があるので注意しましょう。
ゆくゆくそろえるべき猫グッズ
ネコちゃんを飼育する際には、あると便利なグッズもあります。
例えば、キャットタワーやキャットウォーク、猫用おもちゃなどは、運動やストレス発散となるため、購入した方がいいでしょう。
お手入れ用品として、ブラシや爪切り、歯みがきグッズなどもあるといいですね。
また、万が一脱走してしまったときのために、首輪をつけておくことも必要です。
どれくらいの費用がかかるの?
ネコちゃんを飼うにあたっては、当然ですがある程度の費用がかかってきます。
飼い始めにかかる費用
上記でお伝えしたグッズを用意するための費用がかかってきます。
食事や食器、トイレ、ペットベッド、爪とぎ器などのみを用意するのであれば、10,000円程度で済みます。
ゆくゆくそろえるべきグッズまで用意すると40,000~50,000円程度かかるかもしれません。
インターネットやホームセンターを活用して、お得に購入しましょう。
ワクチンや予防関係の費用
ネコちゃんのワクチンは、ワンちゃんに比べると安い傾向にあります。
1年に1回打つことが多く、費用は動物病院にもよりますが5,000円程度です。 (子猫のうちは1年に2~3回程度打つようになります。)
また、ノミダニ予防も定期的(1か月に1回)にする必要があり、おおよそ年間15,000円程度かかります。
その他にも、血液検査や尿検査など、定期的な健康診断を行った場合には費用がかかります。
避妊去勢手術を希望される場合には、オスが15,000円前後、メスが20,000~30,000円程度かかります。
動物病院に前もって確認するようにしましょう。
ペット保険は任意ですが、加入しておくともしものときに安心です。
月額1,000~2,000円程度のところが多いですが、保険の内容によって異なるので、保険会社に確認しておきましょう。
飼い続ける上での費用
飼い続ける上で、食費やトイレグッズ、ケア用品などの費用がかかります。
病気になった場合やペットホテルに預ける場合には費用がかさむことも多いため、万が一にそなえてペット貯金をしておくといいでしょう。
また、ペットにかかる費用は最後の1年にかかるとも言われています。
老後に備えておくことは、人間と同様に大切ですね。
一人暮らしで猫を飼う場合の注意点
しっかり面倒を見てあげる覚悟があることが重要です。
休みの日にはしっかりコミュニケーションをとり、仕事の日でもなるべく早く帰ってあげる、そういった細やかなお付き合いが大切です。
猫は15歳くらいまで(長生きする子は20歳程度まで)生きる動物です。
その間のお世話はもちろん、健康診断を受けたり、病気になったり…と費用がかかる場面も多くあります。
また、万が一自分が病気や入院をしたときなどは、誰かに頼らないといけないときもあります。
手伝ってくれる家族や知り合い、動物病院やペットシッターがいるのかどうか?も大切なポイントです。
【まとめ】一人暮らしでも猫は飼える? 用意すべきもの、費用、注意点について
一人暮らしの方でも、ネコちゃんを飼うことは可能です。
前もって用意するべきもの、生活していく上で必要になってくるもの、などをきちんと把握するようにしましょう。
ネコちゃんの癒しパワーによって、楽しいことは2倍、悲しいことは半分になるはずです。 しっかり責任をもって、ネコちゃんとの生活を始めてみましょう!