コンセント・電源コードに要注意! 猫が感電しやすい状況と対策

ネコちゃんを飼っている方なら、電源コードやコンセントで遊ぶ愛猫を目撃した方は多いと思います。

「ダメだよ!」と教えても、なかなかやめてくれないですよね…

でも、電源コードやコンセントで遊ぶと、感電するおそれがあるため、しっかりと対応をする必要があります。

この記事では、ネコちゃんが感電しやすい状況や対策をお伝えしています。

まだ、電源周りの対策をしていない飼い主さんは、ぜひ読んでみてくださいね。

猫はコード類をよく噛む動物

ネコちゃんはコード類やひもなどが大好きな動物です。

というのも、ヘビに似ていたり、ねずみのしっぽを連想させるからと言われています。

特に子猫はよく遊び、危ないシーンがたくさんあります。

生後半年齢前後の歯の生え変わり時期には、なんでもいいので噛むというくせがついている子も多いです。

ただし、みなさまご存じの通り、コード類を噛んでしまうと感電する恐れがあるため、必ずやめさせる必要があります。

また、コンセントにも注意しましょう。

肉球や体が濡れた状態でコンセント口を触ると、乾いた状態と比べて大量の電流が体に流れる可能性があります。

感電してしまうとどんな症状が出るのか

猫がコード類をかじって感電してしまうと、口の中やその周辺にやけどが見られます。

口やくちびるが腫れていたり、出血をしてしまうこともあります。

筋肉がけいれんしたり、不整脈が生じるといったことも…

また、感電により肺の微細血管が障害を受け、肺水腫(肺に水が貯まった状態)になることもあります。

肺水腫と言えば心臓が悪い子がなるイメージがあるかもしれませんが、感電時に生じる肺水腫は『神経原性肺水腫(しんけいげんせいはいすいしゅ)』と言って、交感神経の緊張亢進や中枢神経がおかされることでカテコラミン(血行動態を変化させるホルモン)が過剰分泌されるためと言われています。

肺水腫になると呼吸が苦しくなるだけでなく、心臓が止まってそのまま亡くなってしまうこともあります。

愛猫の感電が疑われた場合にはどうすればいい?

愛猫がコンセントの近くに倒れていたり、コードを噛んだ後から様子がおかしい場合には感電をした可能性があります。

感電が疑われる場合には、何よりも先に電源を切る(コンセントを抜く)ようにしましょう。

それから愛猫を安全な位置に移動させるようにしますが、決してそのまま素手で触ってはいけません。

猫に触れることで飼い主さん自身も感電してしまうおそれがあるからです。

また、感電のショックで愛猫が失禁をしている場合、尿に触れても感電してしまうことがあります。

そのため、乾いた板やプラスチック製品、ゴム手袋など絶縁性のもので扱うようにしましょう。  

愛猫の感電が疑われる場合には、すぐに症状が出ず、時間差でトラブルが生じることもあります。

どんな状態であっても、迷わず動物病院を受診するようにしましょう。

動物病院では、症例の状態により、酸素投与や輸液、傷の管理などが行われます。

電源コード類やコンセントの対策

感電してからでは遅いので、あらかじめしっかりと対策をするようにしましょう。 以下でおすすめできる方法を6つお伝えいたします。

①コードを隠す

猫は、垂れ下がっているコードに夢中になります。

コードは壁に沿わせてコードカバーをしましょう。

こたつやホットカーペットで使用するコード類は、敷物の下に収納するようにするといいですね。

②コードに嫌がるにおいを付ける

噛むと苦い味がするコードカバーを装着するのもいいですね。

猫は柑橘類のにおいが苦手ですので、そういったスプレーを使用してもいいかもしれません。

ただし、効果がない場合もあるので、まずは試してみるようにしましょう。

③コードをまとめる

コードを結束バンドで束ねたり、長いコード類をきれいに収納できるケースなども販売されているので、積極的に利用しましょう。

④コンセントにはカバーをつける

コンセントにはコンセントカバーを設置しましょう。

取り付ける際には、ネジなどの小さいものを誤食されないように注意しましょう。

⑤こまめにコードを抜いておく

使用していない電化製品は、なるべくコンセントからコードを抜くように心がけることも大切です。

特に、スマートフォンの充電器などはコンセントにさしっぱなしのことも多いかと思いますが、使うたびに抜いて片づけるようにしましょう。

スイッチのオンオフで通電のカットをできる電気タップも使用するといいかもしれません。

コードをこまめに抜くことで、電気代の節約にもなります。

⑥定期的に劣化していないかチェックをする

定期的にコンセントやコード類などの劣化や損傷がないかをチェックしましょう。

異変がある場合には、速やかに交換しましょう。

ケージに慣れさせることも重要!

飼い主さんが留守の際には、ケージにしまっておくことも方法の一つです。

コード類を噛んでしまう事故は子猫での発生が多いため、小さいうちからクレートトレーニングをするようにしましょう。

ケージやクレートで過ごせるようになることで、誤食事故の防止や転落などの不慮の事故も防ぐことができます。

また、安心して過ごせる場所となるので、お留守番が得意になってくれます。

【まとめ】電源コードやコンセントには気をつけて! 猫が感電しやすい状況と対策とは?

猫は電源コードなどひも状のものが大好きな動物です。

そのため、噛んだり、じゃれてしまうことで感電するおそれがあります。

感電すると、やけどのみならず、不整脈や肺水腫など猫の命にもかかわることもあります。

コード類を噛んでしまうことは子猫で多いですが、大人の猫でも、そして今までなんの興味も示さなかった子でも、突然噛みだすようになることもあります。

あらかじめ危険なものを見つけ、今日からしっかり対策をしておくようにしましょう。

 

参考資料

  • 辻本元,小山秀一,大草潔,中村篤史,猫の治療ガイド2020,p5-p8