
猫の健康を守る食事の話
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猫の健康を守る食事の話
~毎日のごはんが、寿命と幸せを決める~
猫の寿命や健康状態は、実は「どんな食事を与えているか」で大きく変わります。私たち人間と同じように、猫も栄養バランスが取れた食事を続けることで、病気になりにくく、元気に長生きしてくれるのです。
今回は、猫の健康を守るために、毎日のごはんで気をつけたいポイントを5つにまとめてご紹介します。
1. タンパク質は命
猫は完全な肉食動物。炭水化物よりも、動物性タンパク質をたくさん必要とします。チキン・魚・ビーフなどが主原料のフードを選びましょう。
2. 「ヒューマングレード」は安心の目安
「ヒューマングレード」とは、人間が食べられる品質の原材料で作られているという意味。価格は少し高めですが、添加物が少なく、猫の内臓に負担がかかりにくいです。
3. ウェットとドライ、どちらがいいの?
どちらにもメリットがあります。
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ドライフード:歯石予防に効果あり、保存もしやすい
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ウェットフード:水分が多く、腎臓の負担を軽くできる
⇒基本はドライ中心で、時々ウェットを混ぜるのがベストです。
4. 与えすぎに注意!
猫は太りすぎると、糖尿病・関節炎・心臓病のリスクが上がります。パッケージの給与量を守り、おやつは1日のカロリーの10%以下にしましょう。
5. 年齢で変えるごはん選び
猫のライフステージによって必要な栄養が異なります。
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子猫(~1歳):成長に必要な高カロリー・高タンパク
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成猫(1~7歳):バランス重視
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シニア(7歳以上):腎臓にやさしい低リン・低ナトリウム
今のフードが愛猫に合っているか、年に1回は見直してみましょう。
最後に:食事は「愛情」そのもの
猫は言葉では教えてくれません。でも、元気に遊び、ご機嫌に喉を鳴らすその姿が、毎日の食事の答えです。
「何をあげるか」だけでなく、「どんな思いであげるか」も、きっと猫は感じ取っています。
今日のごはん、ちょっとだけ見直してみませんか?