
愛猫のくしゃみ、もしかして猫風邪?早期対処で守る健康
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✅目次
🧪猫風邪とは?
猫風邪とは、「猫上部呼吸器感染症」と呼ばれる猫の風邪のような病気の総称です。くしゃみや鼻水、涙など、人間の風邪に似た症状が見られます。ウイルスや細菌の感染が原因で起こり、特に子猫や免疫力の弱い猫に多く見られます。
🤧猫風邪の主な症状
以下のような症状が見られたら、猫風邪の可能性があります:
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くしゃみが続く
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鼻水(透明〜黄色っぽい)
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涙目、目ヤニ
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食欲が落ちる
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元気がない
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発熱(触ると体が熱い)
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呼吸が苦しそう
症状は軽度から重度までさまざまで、自然に治るケースもありますが、放置すると肺炎などを引き起こすこともあるため注意が必要です。
🦠原因となるウイルス・細菌
猫風邪の主な原因は、以下の病原体です:
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猫ヘルペスウイルス(FHV):目の炎症やくしゃみを引き起こす
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猫カリシウイルス(FCV):口内炎や発熱も伴うことがある
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クラミジア:主に結膜炎などの目の症状を起こす
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マイコプラズマ:肺炎を引き起こすことも
これらは、猫同士の接触や飛沫、食器の共有などでも感染します。
🏠自宅でできるケア方法
症状が軽い場合は、以下のような方法でケアしてあげましょう:
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鼻水や目ヤニをぬるま湯でやさしく拭き取る
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部屋の湿度を50〜60%に保つ(加湿器の使用がおすすめ)
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食欲が落ちているときは、温めたウェットフードなど香りの強いごはんを与える
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安静にできる静かな環境を整える
ただし、症状が改善しない場合は早めの受診が大切です。
🏥病院に行くべきタイミング
以下のような場合は、すぐに動物病院に相談してください:
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食欲が2日以上ない
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鼻詰まりで呼吸が苦しそう
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涙や目ヤニが増えてきた
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高熱がある(体が異常に熱い)
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子猫や高齢猫が症状を示している
病院では、抗生物質・点滴・目薬・栄養補助などの処置が行われます。
🛡猫風邪の予防法
猫風邪は、日頃の予防がとても大切です:
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定期的なワクチン接種(混合ワクチン)
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ストレスの少ない生活環境を整える
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感染猫との接触を避ける
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外から帰った後は、手洗いや衣類の着替えをする
多頭飼いや保護猫の受け入れ時も、検疫期間を設けることで感染リスクを下げられます。
📌まとめ
猫風邪は決して珍しい病気ではありませんが、油断すると重症化する可能性もあります。
くしゃみや鼻水といった小さなサインを見逃さず、早めにケアしてあげることで、愛猫の健康を守ることができます。
もし少しでも異変を感じたら、迷わず獣医師に相談しましょう。
愛猫の元気な毎日を守るために、飼い主さんの気づきがいちばんのカギになります✨